阿蘇山がカルデラ噴火したらどうなる?可能性と被害予測の規模や影響は?

熊本地震が起きてから4月17日13時ごろ、
阿蘇山のカルデラ内で超浅発地震が
発生したと報じられています。
深さ100mの場所が震源で
マグニチュード4.4という規模の
地震が起きてます。
もし阿蘇山でカルデラ噴火が起こった
場合どうなってしまうのでしょうか。
過去のカルデラ噴火について交えて
まとめていきたいと思います。
好きなところにジャンブできます!
カルデラ噴火に関する用語
カルデラ噴火
カルデラ噴火とは、
地下にあるマグマが一気に地上に
噴出する壊滅的な噴火のことを言います。
普通の噴火とどう違うのかというと
噴火の破壊力が全く違います。
気象庁の基準だと「噴火」は
火口から固形物が距離で100~300mの
範囲を越したものを「噴火」として
記録されます。
カルデラ噴火の場合、火砕流も
放射状に360度の方向に進んで
広い面積を覆い尽くします。
どれだけカルデラ噴火が
危険なものなのか知る上で
重要になってくるのが
「火砕流」という現象です。
火砕流
火砕流とは噴火で放出された
高温の噴出物が火山帯の斜面から
流れ落ちてくる現状のことです。
簡単に言うと火山性の重たいガスが
岩石などを巻きこみながら地上を
這うように落ちてくるイメージです。
火砕流の写真
写真引用:matome.naver.jp
火砕流の温度は100~700度と
言われており、低温の火砕流は
進むスピードは時速360kmと
言われています。
東北新幹線のはやぶさの
時速が320㎞なので、
100度以上の温度のガスが
新幹線よりも速い速度で
山から下りてくるという
ことになります。
普通に考えて起きてからでは
回避は不可能です…。
カルデラ噴火による影響
用語の解説の通りカルデラ噴火が起きて
火砕流に覆われてしまったら、
覆われた範囲にいた人はもちろん
生物は死滅してしまいます。
さらにはその付近に与える影響だけ
ではなく、大量の噴出物によって
地球全体の気温が下がったり、
生物の絶滅の原因にもなることがあります…。
このようなとてつもなく危険な
現象が阿蘇山でも起こるかもしれない
と騒がれているという状況です。
また、過去にも阿蘇山では
カルデラ噴火が起きています。
その過去の事例からもしも
阿蘇山でカルデラ噴火が起きたら
どうなってしまうのでしょうか…
関連記事:防災グッズの正しい置き場所は?最低限必要なものと保管方法
阿蘇山でカルデラ噴火が起きた場合
Sponsored Link
日本では7000年から1万年に
一度の頻度でカルデラ噴火が
起きているそうです。
阿蘇山では過去30万年の間に
4回カルデラ噴火を起こしています。
その中でも9万~8万5000年前に
起きたカルデラ噴火では
とてつもなく大規模な火砕流が
発生して、鹿児島と沖縄を除く
今の九州は焼き尽くされて
しまったと言われています。
被害予測の規模や影響は?噴火が起きる可能性は?
もし、阿蘇山でカルデラ噴火が
起きた場合どうなってしまうのか
予測されたわかりやすい画像が
ありました。
その画像がこちら
写真引用:earthquake-eruption.blog.so-net.ne.jp
火砕流が広がった大きさごとに
影響を受ける人数が記されていますが
カルデラ噴火が起きた場合
ほぼすべての日本人に影響がでると
予測されています。
現状4月17日13時ごろに起こった
阿蘇山のカルデラ内の地震については
阿蘇山の地震計・傾斜計が4月16日に
壊れたことから火山性の地震かどうか
わかっていないそうです。
カルデラ噴火が起こるかどうかの
可能性についてははっきりとは
わかりません。
しかし、日本では7000年から1万年に
1回の頻度でカルデラ噴火が起こると
言われています。
最後のカルデラ噴火が起きてから
すでに7300年経っているというのも
非常に怖い話です…。
ただ余りにも規模が多きすぎて
現実味がないですし、
対策の取りようがありません。
できることとしては噴火が
起きないよう祈るしかないのかも
しれません…。
まとめ
・カルデラ噴火とは、地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火。地球規模の環境変化や大量絶滅の原因となることもある。
・阿蘇山では9万~8万5000年前にカルデラ噴火が起きており、大規模な火砕流が発生して、鹿児島と沖縄を除く、今の九州は焼き尽くされてしまった。
・日本では7000年から1万年に1回の頻度でカルデラ噴火が起こると言われており、最後のカルデラ噴火が起きてからすでに7300年
最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!
関連記事:熊本城や石垣の修復期間は?地震の影響と修繕費用はいくらかかるのか
Sponsored Link
記事が参考になったという方は
FBやTwitterでシェアしてみてはいかが?