韓国の加湿器用殺菌剤オキシーサクサクで死者多数?毒性化学物質PHMGとは?

   

韓国で発売された加湿器殺菌剤が原因で
多くの死傷者が出ている問題が
ニュースで報じられています。

殺菌剤は今から15年前の2001年から
販売されていたようです…。

今回は事件の概要や殺菌剤、
毒性化学物質について調べ
考察していきたいと思います。

オキシーサクサク殺菌剤で死者多数?

d9163dc59e975395e8e1b9f12274bb41_s

イギリスの日用品大手の
レキッド・ベンキーザーの韓国法人
「オキシー・レキッド・ベンキーザー
(RBコリア)」の代表が2016年5月2日に
謝罪会見を開き、加湿器殺菌剤によって
多数の死傷者がでたことについて
補償を行うことを発表しました。

この事件で驚きなのは
死傷者が出たのは2011年約5年も
前であることですね。

その殺菌剤は2001年から販売されており、
加湿器の水に混ぜて使用するタイプの
殺菌剤でした。

それを使用することによって、
消費者が呼吸困難などを訴えることが
相次いでいたそうです…。

その殺菌剤と肺の病気の関係が
不明だったことから、
政府が問題として製品の回収措置を
とるまでの約10年間は通常通り
販売されていたとのこと。

そんなこともあり、
10年間で販売された殺菌剤の累計は
453万個にも上ります。

スポンサードリンク▼

さらにその加湿器殺菌剤の使用で
肺の損傷を起こしたと確認されたのは
221人中178人で、90人の死者のうち、
この会社の製品を使った人は70人にも
なっています…。

かなり恐ろしい事件ですね…。

そして謝罪が行われましたが、
死傷者が出てから約5年の月日が
経っています。

殺菌剤に含まれる毒性化学物質PHMGとは?

Sponsored Link

今回報じられている加湿器の
水に混ぜて使用する殺菌剤に
含まれていた毒性化学物質は、
ポリヘキサメチレングアニジン(PHMG)と
いうそうです。

主に手洗浄剤などで使用される
殺菌物質のようです。

調べてみると
肌に触れたり、少量を口から飲食する
場合には毒性は少ないそうですが、
鼻から吸引すると肺が膨らみ、
呼吸困難になるなど致命的な肺の
損傷を起こす物質とのことでした…。

スポンサードリンク▽

ポリヘキサメチレングアニジンという
物質の特性についてはだいぶ前から
知られているようなものでした。

にも関わらず企業側の謝罪や補償内容に
ついての会見が5年間行われて
いなかったというのはかなり衝撃ですね…。

なによりもオキシーサクサクという
殺菌剤が原因で子供や妊婦が100人近く
亡くなっているという恐ろしい事件です。

補償金額は数百万ドルなので
億レベルということになります…。

なおこの製品については韓国のみで
販売されていたとみられ、
現在は捜査中とのことです。
恐らく日本では販売はされていない
と思われます。

それにしても何気なく使っている
加湿器に使う殺菌剤で人が亡くなる
なんて本当に怖い事件ですね…。

まとめ

・韓国の加湿器用殺菌剤オキシーサクサクの使用で100人近くの人が亡くなっている
・毒性物質はポリヘキサメチレングアニジンといって鼻から吸引すると肺が損傷する
・2011年から5年間謝罪や補償がなされていなく、2016年5月2日に代表が謝罪

最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました!

Sponsored Link

記事が参考になったという方は
FBTwitterでシェアしてみてはいかが?

 - 不祥事系