エコノミー症候群と同様に
新潟県中越地震の際に発症数が増加した
病気で「たこつぼ心筋症」という疾患が
あります。
熊本地震でも注意喚起されています。
病態の詳細は未だ不明の病気ですが、
症状やその治療法について
まとめていきたいと思います。
たこつぼ心筋症とは?
たこつぼ心筋症とは、
左心室心尖部が一時的な収縮低下を
きたす、心臓に突然発症する
病気のことです。
簡単にいうと心臓の一部が収縮
しなくなる病気です。
その際の左心室収縮時の形が
“たこつぼ”に似ていることから
たこつぼ心筋症と呼ばれています。
たこつぼ心筋症の症状
・突然の胸の痛みや苦しさ
・全身のだるさ
・呼吸困難
上記のような狭心症や急性冠症候群に
似た症状が出ます。
特に高齢の女性に多く、
病気の性差も「男性:女性=1:7」と
女性のほうがかかりやすい病気です。
心不全の危険性とその治療法とは?
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一般的には良好で自然に治癒することが
多いようですが、急性心不全・
心原性ショック・心破裂・心腔内血栓を
形成する場合や再発の恐れもあるため、
入院する必要があります。
治療に関してはたこつぼ心筋症と
診断されるまでは急性心筋梗塞の
初期治療を行います。
治療は入院して経過観察を行うのが
基本です。
軽快しているか心エコーや心電図、
心筋逸脱酵素などで経過観察を行います。
たこつぼ心筋症が発症したからといって
手術を適応することはないようです。
病気の発症はストレスが原因?
発症の仕組みはよくわかっていません。
しかし、精神的なストレスが影響していると
考えられています。
特に自然災害時にはたこつぼ心筋症の
発症が増えることが報告されています。
しかし、明らかな原因がなく、
持病を持っていなくても発症する
例もあるようです。
そのため、胸が苦しかったり、
息苦しいなどの症状が出た場合に
医師の相談する必要があります。
まとめ
・たこつぼ心筋症とは、心臓の一部が収縮しなくなる病気。左心室の形がたこつぼのように見えることからその名前が付いた。
・症状は、「突然の胸の痛みや苦しさ」「全身のだるさ」「呼吸困難」などが挙げられる。
・病気の原因は正確には不明だが、精神的なストレスが影響を及ぼしていると考えられている。
最後まで読んでくれた方、
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